沿革とおしゃかさまのおしえ


愛隣保育園は昭和初期に飯塚地区の方面委員(現在の民生委員にあたります)によって「愛隣会幼児園」という名称で設立され、曹洞宗長泉寺の境内にあった「昭和会館」において農繁期託児所として始まりました。初代の園長は当時の長泉寺住職で、お釈迦様の教えをもとにした「仏教保育」を実践してきました。
第二次大戦後に児童福祉法による保育所の認可を受けて「愛隣保育園」と改称し、さらに昭和50年代に社会福祉法人玉泉会が設立して直接の運営は長泉寺から独立しましたが、現在もお釈迦様の教えに基づいた保育を念頭にこどもたちを迎えています。

      愛隣保育園の前身「昭和会館」の碑

保育の理念・目標・方針




理念
「仏教の理念に基づいた児童の心身の円満な発達と望ましい人間形成をめざす」
目標
「いろいろ考えてがんばる子」「優しいあたたかい心の子」「元気で仲良く友だちと遊ぶ子」
方針
「健康・安全な環境を前提に、お釈迦様の教えに基づき、遊びの中で物事の善悪・社会のルールを教え、自他を認めて思考し、表現・創作できる保育を行う」

仏教に「持戒・布施・忍辱・精進・禅定・智慧」の「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という言葉があります。これは正しい人格形成のための六つの道筋と言われるもので、これをもとに意味を易しくかみくだいて上記の保育目標を設定しています。

認可保育所

愛隣保育園は児童福祉法に基づき高崎市長に認可されて第二種社会福祉事業を行う保育所で、社会福祉法人玉泉会が高崎市から保育事業の委託を受けて運営しています。入園の問合せ・申し込みは保育園で受け付けますが、最終的な入園決定は高崎市が行います。

保育内容

入所定員
100名
受入年齢
産休明け〜小学校就学前まで
開所時間
平日 7:30〜19:00(延長保育時間含む) 土曜 8:00〜17:00(延長保育時間含む)
クラス分け
0歳児 たんぽぽ組(クラスカラー 黄色)9名程度
1歳児 もも組  (クラスカラー 桃色)15名程度
2歳児 すみれ組 (クラスカラー 紫色)16名程度
年少児 うめ組  (クラスカラー 赤色)20名程度
年中児 まつ組  (クラスカラー 緑色)20名程度
年長児 たけ組  (クラスカラー 青色)20名程度  ※人数は目安です

児童の成長の度合い・遊びの広がりなど、年齢に応じて、季節の移り変わりを通じて保護者と連絡を取りながら保育をすすめています。
養護(生命保持・情緒安定)教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)食育を3本の柱として、保育園での場面に応じて縦割り保育(年齢にとらわれず保育する)とクラス別保育(児童の発達にあわせ、年齢に応じた保育をする)の方法をとっています。


給 食
愛隣保育園の給食は (株)ミールケアLinkIcon(本社:長野市)の調理員が担当しており、保育園の調理室で食材本来の味を生かした給食を毎日つくっています。離乳食はもちろん、様々なアレルギー食にも細かく対応します。
健康・安全
心身が未発達な乳幼児が集団で過ごす場所のため、特に健康管理・安全管理には注意を要します。こどもたちの安全をすべて見守るのは大変困難ですが、最大限の注意を払って毎日過ごしています。 嘱託小児科医による年2回の内科検診 嘱託歯科医による年1回の歯科検診 毎月1回の身体(身長・体重)測定 手洗い・うがいの励行、食後の歯磨き 午睡(おひるね) 年少児以下は通年・年中は4〜10月・年長は夏期期間のみ 地震・火災等、非常災害に備えた毎月1回の避難訓練 健康管理と身体機能発達のための週1回の体育遊び 交通ルールや道路の危険性を勉強し、交通災害に備える交通安全教室の開催 万一の園内における不測の事故に対応するための保険加入 感染症予防

集団生活の中、抵抗力の弱い乳幼児には病気が蔓延しやすいものです。保育園では国立感染症研究所の感染症情報収集システムLinkIconに参加し、インフルエンザ等の伝染性疾患の流行情報の把握につとめています。園児が感染症に罹患した場合には、病気の蔓延を防ぐため法律に基づいて欠席しなければならず、医師による完治の証明がなければ登園できなくなります。